日帰り手術


当院では、おしりの日帰り手術をおこなっています。

 

おしりの病気(痔核、痔瘻、裂肛など)の根治手術は、従来は1週間程度の入院でおこなうものでした。2005年に発売された内痔核硬化療法剤ALTA(ジオン注)の登場や手術法の工夫により、これまでおこなわれてきた入院手術と同等の治療を日帰り手術でおこなうことが可能になりました。

とくに内外痔核に対しては、痔核切除と硬化療法を組み合わせることで、負担の少ない、根治性の高い手術を行えるようになりました。

 

ただし、おしりの病気すべてに日帰り手術が行えるわけではありません。病状によっては入院での手術が必要な場合もありますので、まずは当院で肛門科専門医による診察をお受けください。

 

日帰り手術の適応疾患

 

・内痔核、外痔核、内外痔核

 (巨大な痔核や全周性に脱出する痔核でなく、結紮切除が1ヶ所以下で済むもの)

 

・後方痔瘻(背中側の痔瘻)の浅いもの

 

・肛門周囲膿瘍、直腸周囲膿瘍

 

・肛門狭窄のない慢性裂肛

 

・肛門狭窄に対する用手ストレッチング

 

・肛門ポリープ、肛門皮垂

 

・その他

注意していただきたいこと

  • 日帰りの手術ですが、帰宅後にも多少の痛みや出血はありますので、数日間はデスクワーク程度で、余裕をもった生活を心掛けてください。
  • 手術後に出血したり、痛みが強い場合には再度来院いただき、加療を要することもあります。また、術後2週間は、飲酒、運動、重労働、遠方への出張・旅行は控えてください。
  • 術後は定期的に通院していただき、1ヶ月~2ヶ月程度で治癒となります。(治癒までの期間には個人差があります)
  • 日帰り手術は、下半身の麻酔(サドルブロック)または局所麻酔で行います。下半身の麻酔では2~3時間ほど下半身がしびれて動けません。また、術後は病棟で安静の上、点滴を行います。麻酔が十分に覚めて、医師が創部の診察を行った後に帰宅していただきます(日帰り入院)。