大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の流れ


1.検査予約

大腸カメラは腸管内を内視鏡で直接観察する検査です。精度の高い検査を行うためには、下剤(腸管洗浄液)を服用して腸管内をきれいにする必要があります。検査時間は通常15分~30分程度ですが、腸の長さや開腹手術後の癒着などの状況により個人差があります。

 

当院では電話およびWEBでの検査予約を承っています。ただし、大腸内視鏡検査の前日までに一度、外来を受診して医師の診察を受けていただく必要があります。(医師が緊急性があると判断した場合は、当日に検査を行うこともあります。)

予約電話番号:0977-21-5959 (8:30~17:30)

ご来院の際は、常用されているお薬がある方はお薬手帳をご持参ください。

検査前日の食事内容、常用薬や下剤服用などについてご説明いたします。

2.検査前日

食事は朝・昼・夕の3食を摂取していただいて結構です。ただし、夕食は消化によいものを腹六分程度にしてください。夕食を夜9時までに済ませた後、処方された下剤を服用します。

 

水分(水・お茶・スポーツドリンク)の摂取は夜9時以降も可能です。

 

十分な水分摂取を行い、早めの睡眠を心掛けましょう。

3.検査当日

自宅で、検査予約時にお知らせした時刻から1時間半~2時間程かけて、約2リットルの腸管洗浄液を数回に分けて服用していただきます。服用開始1時間後には排便が頻回になりますが、2~3時間後には落ち着いてきます。万が一、気分が悪くなった場合は服用を中止し、当院へご連絡ください。

 

常用薬は検査予約時の指示通りに内服してください。

糖尿病のお薬は、検査当日の朝は内服しないでください。

 

当院から、お電話で便の状態を確認した後に、ご来院いただきます。

来院後、便の状態の最終確認を行い、検査を開始できるかを判断します。便が透明~黄色調の水様になれば検査可能です。検査着に着替えていただきます。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

1.膝を軽く曲げて、体の左側を下にしてベッドに横になります。腸の動きを抑える薬(鎮痙剤)と、ご希望により少しぼーっとするお薬(鎮静剤)を使用します。

2.肛門から内視鏡を入れて、盲腸まで挿入します。

 

3.盲腸まで到達すると、空気(炭酸ガス)を入れて腸を膨らませて、内視鏡を抜きながら腸管内を観察します。検査に要する時間は、腸の長さや形状により個人差はありますが、15~30分程度です。異常があれば、詳細に観察した後に組織を採取(生検)したり、切除の必要な大腸ポリープがあれば同時に切除します。

検査終了後、1時間程度お休みいただきます。その後、医師が検査結果の説明を行います。

 

※生検および大腸ポリープ切除を行った場合は、病理検査結果の説明を行いますので、1~2週間後にご来院ください。

 

当院では、日帰り大腸ポリープ切除をおこなっています。